臨月に資格試験を受けるという選択肢を考えたとき、「本当にできるのだろうか」と不安を抱く方も多いでしょう。
しかし、妊娠中であっても計画的に準備を進めれば、資格試験に挑戦することは十分可能です。
私は、
第2子妊娠時:宅建
第3子妊娠時:応用情報技術者
に挑戦した経験があります。
ちなみに、結果は全部不合格でしたが、応用情報技術者試験は、産後もう一度挑戦し合格しました。
この体験を通じて得た気づきや具体的な対策を、初産・経産婦問わず、これから試験を受ける方々に向けてお伝えします。
資格試験を受ける理由を明確にしよう
まず大切なのは、自分が資格試験に挑戦する理由をしっかりと整理することです。例えば、
家族や自分自身に対する成長の証として挑戦したい
学びを続けることで自信をつけたい
など、理由が明確であればモチベーションを保ちやすくなります。
また、試験勉強に対するポジティブな意識を持つことも、限られた時間を有効活用する鍵です。
臨月での試験受験における3つの課題
臨月中に資格試験を受ける場合、以下のような課題が予想されます。
1.体調の不安定さ
妊娠後期には、お腹の張りやむくみ、頻尿など、体調にさまざまな変化が起こります。
突然の体調不良に備えるためにも、無理のないスケジュールを組むことが重要です。
集中力の維持
妊娠中はホルモンバランスの影響で、集中力が低下することがあります。
そのため、長時間の勉強を避け、効率的な学習方法を模索する必要があります。
試験当日の環境への対応
長時間座り続ける試験では、体に負担がかかります。
試験会場でのトイレや休憩場所の確保、座席の位置などを事前に確認しておくと安心です。
試験準備の工夫とポイント
臨月という特殊な状況において、試験準備には以下のような工夫が役立ちます。
1.効率的な学習計画を立てる
短時間集中型の勉強:1回あたり30分–40分程度を目安にし、こまめに休憩を挟む。
重要ポイントを優先:出題傾向を分析し、頻出分野に集中する。
2.家族や周囲のサポートを得る
家族や友人に試験挑戦の意義を伝え、応援してもらうことが大切です。
また、勉強中の家事や育児を一時的にお願いすることで、集中できる環境を作りましょう。
3.当日の流れを事前にシミュレーション
試験当日に向けて、具体的な流れをイメージしておくと安心です。
会場に早めに到着して、休憩場所やトイレの位置をチェック。
試験中にトイレが必要になる可能性を考え、出口付近の席を希望する。
試験当日のポイント
当日は心身ともにリラックスして臨むことが大切です。以下のポイントを意識してみましょう。
1.必要な持ち物を準備する
母子手帳や保険証(念のため)
水分補給用の飲み物や軽食
クッションや膝掛けなど、体をサポートするアイテム
2.体調に合わせた対応を
試験中に体調が悪くなった場合は、無理をせず試験官に相談しましょう。
また、リラックスできる深呼吸や軽いストレッチも役立ちます。
3. ポジティブな気持ちで挑む
「やれるだけやった」という前向きな気持ちを持つことが、心の安定につながります。
実際に挑戦した体験談
臨月中に資格試験を受けた経験から、以下のようなポイントを抑えることで、試験時間最後まで問題を解ききることが出来ました。
事前準備:当日の流れを細かくシミュレーションしておいたことで、安心して試験に集中できました。
座席の工夫:出口付近の席を希望し、トイレ休憩を取りやすい環境を確保しました。
休憩場所の確保:会場到着後、すぐに座れる場所を見つけておいたことで、体への負担を軽減できました。
これらの工夫が功を奏し、試験当日も大きなトラブルなく挑むことができました。
妊娠時に試験を受けるということ
色々と体験談を書いてきましたが、結果としては全て不合格。
体調が落ち着く安定期には動けるようになるので、仕事や上の子の面倒も重なる
臨月は大きくなるお腹で動きづらく、ミシミシと腰や足の付け根が痛くなり、身動きが取りづらくなる
妊娠していない普通の体や心の状態よりも、確実に体調は悪いので、出来ることならば心穏やかに無理せず過ごせるのが良いかと思います。
ですが、生まれてくると新生児の対応で、勉強どころではなくなるため、生まれてくる前に試験を済ませてしまいたい、という気持ちから、3回の妊娠中、ずっと焦りながら勉強をしていました。
今振り返ると、宅建はあまり意味が無かったですが、簿記2級と応用情報については今の仕事にも生かせているので、やってよかったです。
挑戦するあなたへ
臨月という特別な時期に資格試験に挑むのは決して簡単なことではありません。しかし、適切な準備と周囲のサポートがあれば、不可能ではありません。
試験に向けて努力する過程そのものが、大きな成長につながります。
そして結果以上に、挑戦した自分自身を誇りに思えるはずです。
無理をせず、自分のペースで取り組むことを大切にしてください。
あなたの挑戦を心から応援しています!