こんにちは。
ワーママとして3人の子どもを育てながら仕事を続けている私ですが、ここ数年で適応障害を経験しました。
この経験をシェアすることで、同じような悩みを抱える方の参考になればと思い、この記事を書きました。
適応障害とは
適応障害/MSDマニュアル
体や精神状態に出る症状は、落ち込んだり、ドキドキして睡眠が取れなかったり、逆に起き上がれなかったり、日常生活に支障をきたす面で、うつ病と似ているのですが、適応障害は原因がはっきりしている、らしいです。
適応障害に至った経緯
出産後、育児と仕事を両立させるのは想像以上に大変でした。
特に三人目が生まれてからは、“母として完璧でなければ”“仕事でも成果を出さなければ”というプレッシャーを自分に課していました。
家では子どもたちの世話、仕事ではスキル不足を感じながらも期待に応えようと必死でした。
特に職場では、男性が中心の環境で、自分が時短勤務であることや子どもがいることがハンディキャップのように感じられ、周囲の目が気になって仕方ありませんでした。
そんな生活が続き、次第に夜眠れなくなったり、食欲がなくなったりといった症状が現れるように。
最終的には職場に向かうことさえ恐怖を感じるようになり、心療内科で適応障害と診断されました。
適応障害の症状
私の場合、以下のような症状がありました。
- 不眠: 夜になっても頭が興奮して眠れず、朝が来るのが恐ろしく感じる。
- 食欲不振: 食べ物を目の前にしても全く食べる気が起きない。
- 意欲の低下: 何をしても楽しいと思えず、全てが義務感で動いているように感じる。
- 身体症状: 動悸や息苦しさ、頭痛が頻繁に起きる。
これらの症状が続くと、日常生活に大きな支障をきたします。
特に育児中の母親にとっては、子どもたちの世話が負担に感じられることがとても辛いものでした。
克服のために行ったこと
適応障害と診断された後、私は以下のような取り組みを始めました。
1. 専門家の助けを借りる
心療内科での診断を受けたことで、自分が抱えていた問題を客観的に見ることができました。
また、カウンセリングを通じて、自分の考え方や感情の整理を行いました。
2. 周囲に助けを求める
これまで「母親だから全て自分でやらなければ」「せっかく雇っていただいたのだから、私がやらねば」という思い込みが強かった私ですが、夫や職場のメンバーに助けを求めるようにしました。
具体的には、
“今日は出勤するから子どもの送り迎えをお願い”
“今日は子供の病気対応なので、ここまでは終わらせましたが、これこれこの作業をこの手順に沿ってお願いできませんでしょうか”
といった他の人でも出来ることをやりやすいようにまとめ、共有し、少しずつやっていただくことにしました。
3. 職場での環境調整
職場の上司に相談し、負担の大きいプロジェクトから外してもらうなど、業務内容を調整してもらいました。
最初は“迷惑をかけてしまう”と悩みましたが、自分の健康を優先することが結果的に良い選択でした。
4. 自分の時間を作る
子どもが寝た後や休日に、自分の好きなことをする時間を意識的に取りました。
アニメ好きなので、今は「推しの子」「チ。」「サマータイムレンダ」などを視聴しています。
ダークで考察系が好きですね。
普段子供と向き合っているので、頭の中で考える時間が癒しです。
それから読書。
「ゆっくり変わる」という本は癒されました。
↓ゆっくり変わるのレビュー記事
適応障害から学んだこと
適応障害を経験したことで、私は次のようなことを学びました。
- 完璧を目指さない: “できる範囲でやればいい”と自分に言い聞かせることで、気持ちが楽になりました。
- 助けを求める勇気: 一人で抱え込まず、周囲に頼ることは弱さではなく強さの一つです。
- 心の健康の重要性: 心が健康でないと、育児や仕事のパフォーマンスも落ちてしまいます。まずは自分を大切にすることが大事です。
まとめ
子育ても、家事も、仕事も、と無理を続けると心身の不調につながります。
自分の出来る範囲で、自分のペースで、一歩ずつ進むことを日々続けていきます。